1938年10月23日、日本軍が広東の主要都市を占領した。

 前年1937年7月7日の盧溝橋事件を発端として始まった日中戦争の戦線は、華北から華中へと拡大し、1938年に入ると日本軍は華北と華中の打通のため徐州作戦を展開。
さらに同年8月には武漢作戦を開始した。

 これと前後して日本軍は華南攻略を決定。しかし中国側は、日本軍はそう簡単には広州に侵攻できないだろうとの判断から、第四戦区の4師団を援軍として武漢に派遣したため、広州近辺は防備が手薄となった。

 10月12日、日本陸軍の第18師団と第104師団は、海軍の援護のもとバイアス湾から奇襲上陸を決行。21日に広州を占領したのに続き、22日に虎門要塞を攻撃し、23日には陸軍第21軍なども虎門要塞付近から上陸して、虎門、佛山などを占領。広東作戦の開始後わずか10日で広東の要地が陥落した。(編集担当:梅本可奈子)

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