中国のインターネットサイト紅網は15日、「温泉がブームになっているが女性は性器感染症に注意を」とする専門家の意見を紹介した。

関連写真:そのほかの中国の温泉に関する写真

 記事によると、Aさん(女性)は会社が主催した日帰りの温泉旅行を楽しんだ。
仲間と一緒に盛り上がり、かなりの時間を温泉につかったという。帰宅後、性器にかゆみを感じた。仕事が忙しかったので放置していたが、日ごとにひどくなり、分泌物も増えたため病院に行ったところ、カンジダによる膣炎と診断された。不潔な生活習慣による感染の可能性は排除され、温泉で感染した可能性が高いという。

 専門家によると、高温の温泉は無菌状態と言ってよいほど清潔で、湯の性質によってはある種の皮膚病の治療に利用できるほどだ。しかし水温が摂氏40度以下になると、さまざまな微生物が繁殖する可能性がある。また、女性が長時間つかると、性器内の酸・アルカリのバランスが崩れ、本来備わっている殺菌能力が低下する。

 そのため、女性は◆1回につかる時間を15-20分にとどめ、休憩をしっかり取って水分を補給する◆生理期の前後は抵抗力が低下するので避ける◆妊娠初期と末期は早産などのリスクが高まるので避ける――べきという。

 性器に異常なかゆみや分泌物があった場合には、速やかに医療機関で診察を受けることが大切だ。一般には治療開始から3-7日で治る。市販の殺菌力を伴う洗浄薬を常用すると、性器内に常住している乳酸菌など有益な菌が死滅し、かえって抵抗力が低下する場合がある。

 写真は福建省の青龍渓谷での温泉浴を楽しむ人々。
中国新聞社が2008年12月21日に配信。原泉は摂氏50度の炭酸温泉。09年1月3日までの期間限定で、入浴者はワインとバラを入れた「酒とバラの湯」を楽しんだ。説明によると、日本のイベントを取り入れたものという。(編集担当:如月隼人)

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