25日付広州日報によると、広東省広州市の東華高級中学校(日本の高等学校に相当)は24日までに、スポーツ賭博(とばく)を行なったとして、生徒100人以上を一斉退学処分にした。

 スポーツ賭博は法律で禁じられているが、生徒は「胴元」から渡された携帯電話を使って、サッカーやバスケットボールなどの試合を予想する賭博に次々に参加。
1回に100万元(約1400万円)以上負け、「胴元」が学校に乗り込んできたため、姿をくらました生徒も、これまでに3人いたという。

 退学処分となったのは、1年生と2年生の生徒100人あまり。多くは学校内の寮で生活しているため、24日夕方には、引き取りの保護者で同校校門近くは混雑した。ベンツやアウディなど、高級車も目立ったという。

 同校では過去にも、賭博で生徒を退学処分にしたことがある。また、行政の教育部門も学校内での賭博の横行を問題視し、2008年4月には一斉検査をした。

 今回退学処分になった生徒の中には、08年4月以前にスポーツ賭博を行なったことがあるが、一斉検査をきっかけに、やめた者もいる。学校は姿をくらます生徒が3人出たことで賭博の横行を知り、生徒に他の参加者を告げさせる方法で、大量の経験者を割り出したという。(編集担当:如月隼人)

【関連記事・情報】
女子学生がバスタオル1枚で食堂に登場、ネットで物議(2008/04/14)
高校生が授業中「わいせつ写真」鑑賞、販売店主逮捕(2008/03/31)
小学生が連日の「大ばくち」、大金失い弁護士も登場(2008/02/14)
賭博 - サーチナWikipedia記事検索
社会>事件事故・問題>社会問題 - サーチナトピックス
編集部おすすめ