広東省広州市内で4月12日午後、泥酔した62歳男性が酒と間違えて農薬ジクロルボスを飲むトラブルがあった。男性は病院に搬送されて手当てを受けたところ翌日に退院したという。
4月14日付で信息時報が伝えた。

 同紙によると、雲南省内に在住していた男性は息子を助けるため広東省広州市内へやってきた。そして4月12日午後5時頃(現地時間)に郷里の友人とばったり出会い、白酒を飲んだという。

 しばらくして男性は帰宅後したが飲み足りないとして瓶に入っていた液体を飲んだ。だが本当の中身は農薬ジクロルボスで男性は意識を失って病院へ搬送された。手当ての結果、男性は翌日午後に退院したという。

 男性の息子は「液体はトイレのウジ虫退治のため私が雲南省の実家から持ってきたものだった。まだ使わなかったので部屋の角に放置していた」と証言した。(編集担当:麻田雄二)

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