日本や日本人に反感を持つ人々は中国に数多く存在するとされている。それは戦時中の侵略戦争や南京大虐殺が根源なのだろうか。
中国は56の民族から構成される多民族国家であり、悠久の歴史を持つ国だけに様々な民族間紛争を経験している。このブログは漢民族に対し、日本人が行ったことと他の民族が行ったことを比較するものである。様々な以下はそのブログより。
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 現代に生きる中国人はなぜ、これほど日本人に反感を持ち、さらには敵視しているのだろうか?戦争中、日本が中国を侵略したからだろうか?しかし日本の最終的な地位は敗戦国であるし、歴史上において漢民族の国を滅ぼしたモンゴル族や満州族のほうが恨むに値する民族ではないだろうか?

 南京大虐殺で30万人もの中国人が殺されたからだと言う人もいることだろう。確かに南京大虐殺は中国人にとって振り返りたくない歴史ではあるが、満州族の国家である清は揚州市に住む80万人もの人々を虐殺している。また、モンゴル軍は当時の人口の実に6割に当たる中国人を虐殺しているではないか。

 これらについて、なぜ現代の中国人は無関心でいるのだろう?時代が古すぎるからだろうか?しかし、「日本人が中国人に対して犯した大罪を子々孫々、永遠に記憶し続ける」という言論が絶えたことは一度も無い。私には日本人と満州族やモンゴル族を区別して扱う理由が全く分からない。

 現在、大英雄とされるヌルハチ(清王朝の初代皇帝)やチンギス・ハン(元王朝の初代皇帝)であるが、彼らこそが漢民族に対し、大虐殺という悪例をもたらした「創始者」ではないか。彼らと日本人は何が違うというのだろう?

 「日本人は勝者を崇拝し、敗者を蔑視する民族だ」という説があるが、この考え方は我々にも当てはまるのではないだろうか?我々がヌルハチやチンギス・ハンを崇拝するのは彼らに滅ぼされたからであり、我々が日本人を蔑視するのは我々が日本に勝ったからではないだろうか。

 これらの疑問について、私はついに答えを見つけることが出来た。それは、満州族やモンゴル族は今や「中国人」だからであり、簡単に言えば兄弟のようなものだからである。
兄弟げんかというものは往々にしてあるものだ。しかし、満州族やモンゴル族が「中国人」となったのは後世のことであり、当時の漢民族とモンゴル族の関係はまさに水と油であったのである。

 日本が中国侵略戦争に勝利し、中国を200年ほど統治したと仮定しよう。その後、中国人が政権を奪取し、現在のような中国となったとしたら、現在の56民族に「大和民族」が加わっていることだろう。200年後の人々は過去の戦争を振り返り、あれは「兄弟げんか」であったというのだろうか。そして東条英機もヌルハチやチンギス・ハンと同様に歴史上の英雄として人々から崇拝される存在になるのだろうか。
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(出典:听風去的博客 意訳編集担当:畠山栄)

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