中国人民対外友好協会の陳昊蘇会長、中日友好協会の王効賢副会長、袁敏道秘書長、中日友好協会経済交流部の王占起部長、在中国日本大使館の泉裕泰公使、パナソニックスカラシップ社の田口忠晴社長、パナソニック中国・北東アジア地域の城阪本部長、パナソニックチャイナの馬雲飛副総裁らが今回の内定式に参加した。
2010年4月から、北京大学、清華大学、上海交通大学、西安交通大学、大連理工大学、南開大学などから選抜された大学生6名がパナソニックの支援で、日本の修士課程に進むことになる。中日友好協会の王効賢副会長は内定式で、「中国の胡錦濤主席の訪日によって、日中両国の友好はさらに深まってきた。奨学生たちはぜひ、よく勉強して、日本の社会を理解して、中日両国青少年交流の架け橋になってください」と述べた。
また、パナソニック中国・北東アジア地域の城阪本部長は、「この機会に皆さんがぜひグローバルに通用する人間となること、そして世界の発展に寄与するリーダーになることを心からお祈りしたいと思う」と語った。
在中国日本大使館の泉裕泰公使は、「6名の内定者の皆さん、来年からの皆さんの留学生活はきっと充実して楽しいものになるに違いない。皆さん一人ひとりが日中間の親善大使となるよう期待している。また、皆さんが日本において中国の代表であると同時に、パナソニック・スカラシップの代表として日中友好の架け橋となるようにご活躍されることを期待している」と述べた。
◆パナソニック・スカラシップとは
1998年、アジアの発展に貢献する人材の養成や日本と各国の相互理解の増進を図るため、パナソニックは「パナソニックスカラシップ」を設立した。この事業は毎年一回アジアで優秀な学生を選抜し、日本への留学を支援する。そのうち、中国からの留学生が最も多く、全体の三分の一を占めている。
中国では中国日本友好協会、中国の各大学、パナソニックが共同で実施しており、各大学から優秀な学生を選抜し、希望の大学と専門によって、三年間の修士課程の間、パナソニックから奨学金が支給される。写真は2009年度パナソニック・スカラシップの奨学生たち。
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