遼寧省丹東市寛甸満族自治県虎山鎮虎山村にある虎山長城(写真)では25日、万里の長城の東端を示す表示碑の除幕式が行われた。中国新聞社が伝えた。


 これまで、万里の長城の東端は河北省の山海関とされていた。中国政府で文化財などを管理する国家文物局と、国土地理院に相当する国家測絵局が共同で行った調査によると、明代の万里の長城は東端は遼寧省虎山長城で、西端は甘粛省嘉峪関。総延長は8851.8キロメートルで、これまで言われていた6350キロメートルより約2500キロメートル長かった。

 明代の長城は、遼寧省・河北省・天津市・北京市・山西省・内モンゴル自治区・陝西省・寧夏回族自治区・甘粛省・青海省の10省(中央直轄市・民族自治区)にまたがっている。(編集担当:高橋大樹)

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