中国人が聞き慣れている日本人の姓について、氏は「鳩山」「山本」「田中」「小泉」などを挙げ、30万種類もあることについて驚きを綴る。
続けて、「御手洗や犬上、犬養、猿女、我孫子など、中国人からすれば不思議な名字も多々存在するが、100万人以上の人口を持つ姓は9種類あり、人口が多い姓は、多い順から佐藤、鈴木、高橋、田中、渡辺、伊藤、山本、中村、小林、加藤だという」と紹介。
また氏は、日本では明治維新後の戸籍管理制度によって全ての国民が姓を持ち、多くは地名や職業、屋号などから由来している、と紹介し「日本では家の玄関に自分の姓が書かれた小さな札を掲げており、その家に住んでいる人が何という姓なのかが一目瞭然となっている」と語る。
続けて、日本人が自宅に表札を掲げるのは、戸建て住宅に限らず、アパート等でも同様だと指摘し、「こうした習慣は日本独自なのだろうか?」と疑問を綴っている。
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◆解説
日本で表札が導入されたのは近代郵便制度が導入されたことが契機であり、本格的に普及したのは大正時代と言われている。現在は個人情報の保護という観点から、マンション等では表札を掲げることはほぼないが、戸建て住宅であればほぼすべての家が表札を掲げているのではないだろうか。
中国人の姓に関してだが、13億人以上を抱える人口の割に、4000種類とは非常に少ない。その姓を持つ人口の多い順に並べると、「李」「王」「張」「劉」「陳」となるとそうで、「李」「王」「張」の姓を持つ人だけで実に約3億人も存在するという。ちなみに中国では玄関に表札を掲げる習慣は存在しないそうだ。(編集担当:畠山栄)
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