この特集は、PV(ページビュー)でYahoo!Japanの2倍(Google ad planner調べ)前後ともされるテンセントのトップページでも、『ナルト -NARUTO-』の春野サクラ(本「野蛮・暴力女」9人目にランクイン)の写真入でリンクが張られるなど、多くの中国人ユーザーの目に触れていると思われる。
テンセントでは本特集に際して、「東アジアで『猟奇的な彼女』が一世を風靡した後、“猟奇的”(中国語では「野蛮」)な女性が一躍注目を浴びた。“父に従い、夫に従い、子に従い”という従来の女性観からは考えられない。アニメ・漫画の世界ではこうした女性の活躍が特に顕著だ。彼女らは愛され続けるキャラクターとなっている」として、セレクトした背景を報じている。
各キャラクターごとにもコメントをつけており、そのコメントも肯定的なものになっている。「危険人物!」と題されてはいるものの、日本及び日本のアニメ・漫画の女性キャラクターの“野蛮”“暴力性”を批判しているものではなく、むしろ好意的にとらえている。
今回セレクトされた10人は下記の通り。
1.志波空鶴 - 『BLEACH(ブリーチ)』
2.ナミ - 『ONE PIECE(ワンピース)』
3.藤林杏 - 『CLANNAD(クラナド)』
4.坂上智代 - 『CLANNAD(クラナド)』
5.東堂明 - 『S・A(スペシャル・エー)』
6.千手綱手 - 『ナルト -NARUTO-』
7.惣流・アスカ・ラングレー - 『新世紀エヴァンゲリオン』
8.紬屋雨(つむぎやウルル) - 『BLEACH(ブリーチ)』
9.春野サクラ - 『ナルト -NARUTO-』
10.毛利蘭 - 『名探偵コナン』
セレクト基準などは明確ではないものの、日本のアニメ・漫画が中国でも広く浸透しているあらわれと言えそうだ。(編集担当:鈴木義純)
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