中国の福建省北部で18日、雷と暴風雨にともない、特大の雹(ひょう)が降り、2人が死亡、1人が重傷を負った。

 写真は同省南平市に属する県級建陽市の農村部に降った雹。
鶏卵よりも大きい。県級建陽市では、民家1万5000棟が屋根などに被害を受けた。同市の耕作地の被害は約867ヘクタールで、うち約67ヘクタールは稲作地。
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◆解説◆
 雹は、積乱雲中の大気の激しい上下流により形成される。中国やモンゴル草原では、大型の雹が降ることが、日本よりも多いとされる。屋外で仕事をする農民や牧畜民にとって、雹は重大な脅威になる。(編集担当:如月隼人)

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