香港紙「文匯報」によると、日本の鳩山由紀夫首相は4月初旬に国民を招いてバーベキューを行ったが、その時に着ていたカラフルなシャツが米国や日本メディアから「ひどすぎるセンスだ」と批判された。しかしデンマークで学ぶ26歳の中国系のマイケル・ヤンさんは、「鳩山首相はとても大胆で『ファッションの英雄』だ」と考え、26日より上海から発信するサイトShirtsMyWay.comで、鳩山首相が着ていたシャツとほぼ同じシャツを500ドル(約45000円)で販売し始めた。
中国網日本語版(チャイナネット)が伝えた。

 報道では、当時の鳩山首相の支持率は30%以下で、その情況を変えるために国民とバーベキューをしたが、結果的にはこのシャツがメディアの注目を集めたと指摘している。そして赤、黄、青、緑、紫のチェック柄を合わせたこのシャツは、日本のファッション界や米国、日本のメマスコミからあまりにもひどいと酷評(こくひょう)された。

 米CNNのある番組では、鳩山首相のひどいファッションセンスを痛烈に批判して、人をあきれさせる服を着たとしても低い支持率を上げることはできないと指摘。また「クレヨンのようで、確かに目を引く」や「クジャクのよう」という市民の声を紹介し、「オバマ大統領がこのワイシャツを着ているところを想像できるか」と疑問を呈した。

 しかし鳩山首相が着ていたシャツとほぼ同じシャツを高い価格で販売するヤンさんは、「鳩山氏をからかってシャツを売っているのではない。鳩山氏は独立やアイデアに富んでおり、彼を支持している」と話す。(編集担当:米原裕子)

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