米誌「タイム」が世界で10の危険な建物を発表した。その中には中国と日本の建物も含まれている。
中国網日本語版(チャイナネット)が伝えた。

 1.ピサの斜塔

 世界的に有名なピサの斜塔は1173年に建造され、ピサ市のシンボルである。傾斜角は約5.5度。

 2.「キャピタル・ゲート」タワー

 アラブ首長国連邦の首都アブダビにあるキャピタル・ゲートタワーは、高さ160メートルの35階建て。13階から西に約18度傾いており、ピサ斜塔の4倍以上の傾斜角度だ。

 3.プエルタ・デ・エウロパ(ヨーロッパの門)

 米国の建築家が設計したスペインのマドリードにあるプエルタ・デ・エウロパ(ヨーロッパの門)は、1990年に工事が始まり1996年に完成した。
この2棟のビルの傾斜角度は15度。屋上には4台のヘリコプターが着陸可能で、傾いた部分の下では約1000人が雨宿り出来る。

 4.懸空寺

 山西省の恒山にある懸空寺(写真)は約1500年前に築造され、今までに何度か修築された。建てられている場所は地上から約50メートルの高さ。

 5.オランダ・アムステルダムの「オクラホマ」

 1997年竣工した「オクラホマ」は、55歳以上のための高齢者用集合住宅で、個数は100戸。

 6.ギリシア・メテオラの修道院群

 メテオラはギリシャ語で「空中に浮かぶ」という意味。
数百万年前にここは広い海だったと見られる。

 7.ロシア・アルハンゲリスクの13階タワー

 世界で最高の木造家屋だと考えられている13階建ての建物。34メートルの高さはロンドンのビッグ・ベンの約半分だ。

 8.ドイツ・ズールフーゼンの教会

 13世紀に建てられたが、高さ約27.43メートルの先端部分は1450年に作られた。傾きは湿気が原因。

 9.日本の高過庵

 高過庵は長野県の茅野市にあり藤森照信の設計。


 10.ドイツのリヒテンシュタイン城

 1000年頃からここに城があったようで、領有者は何度か変わった。今はレストランとして使われている。(編集担当:米原裕子)

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