報道によれば、台湾桃園国際空港で28日、航空機と接続されたボーディング・ブリッジが突然倒壊、航空機との接続口が地面に叩き落ちたという。空港建物との接続は保たれていたため、ボーディング・ブリッジは水平状態を保つことができず、がたがたになってしまったが、幸いなことに死傷者は出なかった。
台湾桃園国際空港は、空港内で販売されている飲食物の値段が高いことや、旅客が使用するカートから「黒板をひっかくような音が出る」として、国際空港のランキング調査で順位下落を続けている。6日には、台湾総統の馬英九氏が空港の改築工事の視察に訪れたばかりだった。
報道によれば、倒壊したボーディング・ブリッジは2005年に韓国メーカーが製造したもので、台湾桃園国際空港は約212万円で購入したという。倒壊した詳しい原因についてはボーディング・ブリッジを製造した韓国メーカー側の分析が待たれるという。(編集担当:畠山栄)
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