現在開催中の上海万博に出展している日本産業館の目玉展示物として話題になっている「世界一心地よいトイレ」にちなみ、シンガーソングライター・植村花菜が同館の野外ステージで『トイレの神様』を熱唱した。鳳凰網などの中国メディアがその様子を伝えた。


 『トイレの神様』は『衛生間仙女』という中国語訳で紹介され、演奏開始前にはこのタイトルに興味を抱いた参観客でいっぱいになったという。そして演奏が始まり、「毎日トイレをキレイにしていれば、大きくなったときに仙女のように美しくなれる」という歌詞の意味を訳した中国語がスクリーンに登場すると、場内からは大きな歓声があがったという。

 鳳凰網は「『トイレの神様』の歌詞はトイレをきれいにするという「日本の美意識」を表しており、日本産業館の「世界一心地よいトイレ」のイメージにぴったりだったのでこちらからぜひ、ということで演奏をお願いした」という日本産業館のスタッフのコメントを紹介した。

 新浪網は演奏時間約10分という長めの『トイレの神様』に込められた植村の祖母に対する思いを紹介。合わせて「これらの歌詞はかつての生活を再現したものであり、『トイレの神様』の素敵な話は『美しい人になりたければ、小さな一つ一つのことをしっかりやらなければいけないんだ』ということで信じている」という植村自身のコメントも伝えた。

 植村花菜はアコースティックギターによる弾き語りをメインとするシンガーソングライター。兵庫県出身で、2005年にデビューした。小学校3年生から23歳ごろまでの自身の経験をつづった『トイレの神様』は今年3月に発売されたミニアルバム『わたしのかけらたち』に収録されている1曲で、今年1月頃よりラジオなどで紹介されてから人気が出始めた。7月9日には同名の著書が発売され、9月3日には同名の絵本が発売される予定になっている。

 鳳凰網は植村が「言葉は違っても、ここに集まって歌を聴いてくれた皆さんに喜びを与えることができると信じている」と演奏後に語ったことも紹介した。家族への思いは言葉や国境を越えて伝わったようだ。(編集担当:柳川俊之)

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