俳優の小栗旬さんが19日、韓国・富川（プチョン）市内で開催中の「第14回プチョン国際ファンタスティック映画祭」に出席するため、韓国を初訪問。出品中の初監督映画「シュアリー・サムデイ」の公式上映後に、舞台あいさつを行った。


　小栗旬さんは韓国でも人気が高く、大手ポータルサイトの日本人俳優部門では、検索ワードの上位に常に「小栗旬」がランクインしている。今回の初訪韓に際して、到着時の空港には200人、舞台挨拶には会場が満席となる650人の韓国人女性ファンが詰めかけたという。

　韓国のメディアは、韓国でもリメイクされ大人気となったTVドラマ「花より男子」の日本版で花沢類役を演じ、韓国にも多くの女性ファンを持つ小栗旬さんが、監督デビュー作を携えて富川に訪れたと伝えている。

　舞台あいさつ後には、韓国映画「息もできない」に主演・監督を務めたヤン・イクチュンとのトークショーも開催された。

　ヤン監督は、「シュアリー・サムデイ」に対し、「若者の青春に対する話がたくさん含まれている映画で、自身の『息もできない』とも似た点を感じる。小栗さんの代表作の一つである『クローズ ZERO』でほとばしるエネルギーを見せたように、今回の映画でも情熱的に感情を表現している」と評している。

　これに対し、小栗さんは「韓国映画はパワフルだという感じを受けた。日本映画も負けないように頑張りたい」との抱負を明らかにしている。

　また、小栗さんはソウル市内で20日午後、韓国版「花より男子」で同じ役を務めた、韓国の人気男性グループ「SS501」のリーダー、キム・ヒョンジュンと、非公式で対談やインタビューなどを行ったと伝えた韓国のメディアも見られた。（編集担当：李信恵・山口幸治）

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