四川省広元氏に住む木工職人の何多現さんはこのほど、三国時代の蜀漢の丞相、諸葛亮(孔明)が作りだしたとされる輸送機の「木牛流馬」を再現した。

 長さ2.08メートルで高さは1.4メートル、重さは230キログラム。
胴体の中には420-450キログラムの穀物が入れられる。後足は折り曲げることができ、手で押したり、綱で引くなどで、多少の凹凸がある道でも通行可能。2010年3月に制作に着手し、約5カ月間で完成させた。

 「木牛流馬」は出征の際の食料輸送に用いられたとされ、正史(公式な歴史書)にも登場する。具体的な仕組みはよく分かっていないが、中国新聞社は「外観も機能も、三国時代の木牛流馬とほとんど同じ」との考えを示した。(編集担当:如月隼人)

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