重慶市長寿区で11月、男3人が風邪薬から合成覚醒剤(かくせいざい)のメタンフェタミンを合成しようとして失敗し、爆発事故を起こしたことが分かった。重慶商報が報じた。


 爆発で、2人が顔などに大やけどを負った。家族や治療を受けた病院には「工事現場で、建設用機械の燃料が漏れて爆発した」と説明していた。

 3人はその後、四川省成都市で違法薬物を入手し、密売した。交通警察官が通行車両の検査をしていた際に、タクシーの乗客の様子がおかしいことに気づき、調べた結果、薬物を使用していることが分かった。同乗客の自供にもとづき捜査した結果、違法薬物の販売ルートが発覚。容疑者の身柄を拘束して取り調べた結果、「爆発事故」を起こしていたことが判明したという。

 3人は、インターネットに掲載されていた「風邪薬からメタンフェタミンを作る方法」を見て、自分たちで合成しようとした。成都市からのルートで仕入れた違法薬物を密売して得た金で、改めてメタンフェタミンを合成しようと準備していたという。(編集担当:如月隼人)

【関連記事・情報】
屋外設置の変圧器が爆発…電力会社「寒くてショートした」=重慶(2011/01/21)
湯沸かし器が爆発…ガス会社「ネズミが管をかじった」=中国(2011/01/21)
肥だめ爆発:爆竹でメタンに引火…責任めぐり“なすり合い”=中国(2011/01/21)
アルコールランプが爆発、飲食店の客9人が負傷=天津(2011/01/20)
河南の爆竹工場爆発で農民被害…鶏ショック死、豚はえさ食べず(2011/01/20)
編集部おすすめ