東日本大震災の発生から1カ月が経過したが、被災地では今も14万人以上の被災者が避難所生活を強いられている。岩手、宮城、福島の3県では6万戸超の仮設住宅建設を目標としているなか、9日には岩手県陸前高田市で仮設住宅への入居が始まった。


 津波によって自宅を奪われた被災者が次のステップへ進めるよう、仮設住宅には電気やガス、エアコンはもちろん、液晶テレビや冷蔵庫、太陽発電システムなどの家電も完備されている。

 中国メディアの環球時報はこのほど、仮設住宅の建設の様子を写真付きで紹介する記事を掲載したところ、中国ネット上では「これで仮設住宅なのか」といった驚きのコメントが寄せられた。

 サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が実施したインターネット調査の結果では、「日本の仮設住宅を見て、どう思いましたか?」との問いに対し、36.22%が「立派な造りで、中国は日本に学ぶべきだ 」と回答した。

 続けて、「普通の簡易な住宅だ」との回答が19.48%、「それほど良い造りではない」との回答が20.31%、「分からない」との回答が23.99%となった。中国では災害時にはテントが支給されることが多いが、仮設ではあっても一定の条件を満たした日本の仮設住宅を評価する声が多かった。(編集担当:畠山栄)

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