湖北省武漢市の高層ビルで、エレベーターが客を乗せたまま上下に大きく揺れたのちわずか1分の間に17階から1階に落下していたことが分かった。このビルでは同様のトラブルが過去1カ月の間に少なくとも5回起きているという。
13日付中国新聞社が伝えた。

　このビルの20階で働く男性は12日午前8時半ごろ、同僚4人と一緒に1階からエレベーターに乗った。しかしエレベーターは17階に着いたところで急停止し、その後、1階分ぐらいの幅で上下に大きくシェイクした。しばらくすると揺れは止まったが、今度は突然動きだし、1階まで一気に落下した。男性らは約20分後に助け出された。

　男性は「5人とも死ぬほど怖かった」と反している。男性によるとこのビルのエレベーターで、これまでにも4回、突然停止して上下に激しく揺れるなどの故障があった。

　このビルのエレベーターのメンテナンスを手掛ける会社のスタッフは、「このエレベーターの使用年数は5～6年で、毎年2回、点検を実施しているが、車と同じで時に故障することもある」と説明。「故障は正常な範囲内。心配はいらない」と話している。（編集担当：藤沢氷柱）

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