遼寧省瀋陽市では、警察が電動バイクの交通違反取り締まりに力を入れている。安直な気持ちで利用して交通ルールを無視する人が多く、事故が多発しているからという。
26日に交差点に立った警察官の前では、赤信号を無視して進む電動バイクが続出した。警察官が停車させると運転手は、「自動車が来ないことを確認した。危険ではない」などと、異口同音に自分の正当性を主張する。
警察官は、単に事務的に取り締まるだけでなく、違反者が交通ルールの重要性を納得するまで、根気よく説明するよう指示されている。通常は、20分程度の時間をかけるという。
違反者は、最終的に「私が間違っていた」と認めないと、“釈放”してもらえない。多くの人は最初、「他人に迷惑をかけていない」などとさかんに反論するが、中には「罰金」を告げられたとたん驚いて言葉を失い、呆然として警察官の説教を聞きつづける人もいるという。(編集担当:如月隼人)
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