名古屋を拠点に活動するストリート・ヒップホップ・アーティストのAK-69が3日、愛知・日本ガイシホールで、ツアーファイナルを迎えた。

 AK-69自身、約1年前から日本ガイシホールでのライブを目標に全国的なツアー活動を地道に続け、インディーズでは過去に例を見ない大規模なワンマンライブを成功させた。


 会場は、台風12号の影響にもかかわらず、彼の歴史的瞬間を目撃するために、開場前から長蛇の列で、地元のみならず全国からファンが駆けつけ満席状態。開演前は、彼の登場を待ちわびるファンの熱気に包まれ、特設ステージに設置された大型ビジョンにオープニング映像が流れた瞬間に、悲鳴に近い怒号と歓声が上がり、観客が総立ちになった。

 そのオープニング映像後に、主役であるAK-69がステージ最上段に、ステージ下からゆっくり直立した状態で登場。会場はマグマが一気に噴火したのような大歓声に包まれた。スタート1曲目「THE RED MAGIC」からアリーナはもちろん二階席の観客も大合唱。

 ステージでは、楽曲に合わせた様々なシチュエーションを演出し、ダンサーの洗練されたパフォーマンスや生バンド演奏でのパフォーマンス、そして会場の女性ファンを1人ステージに上げ、ソファーに一緒に座らせて歌うファンサービスも行った。

 壮大なステージセットや、LED映像・照明・花火などの演出は、本人が永年求めていたステージであり、それを実現したものとなった。ファンのことを一番に考える彼らしい「HIPHOPエンターテイメント」を追求したステージは圧巻の一言だった。

 このツアーファイナルにアルバム「THE RED MAGIC」に参加した客演アーティストも駆けつけた。AI、AKIRA、ANARCHY、A-1、BIG RON、CITY-ACE、CRAY-G、DJ GO、DJ MOTO、DJ OLDE-E、DUCK&MAKER、EL LATINO、“E”qual、G.B.L.、G.CUE、般若、HI-D、HOKT、Kayzabro、KJI、LA BONO、MACCHO、MINISTA K.C.、Mr.OZ、THREE-A、TWO-J、ZANG HAOZIなど、AK-69に華を添えた。全28曲を歌い終えた後は、AK-69本人によるアカペラフリースタイルを披露した。

 最後にAK-69は「「まだ誰も成し得ていない伝説をつくり続ける」と言い残し、鳴り止まない大歓声の中、一つの伝説の幕を閉じた。


 今回のツアーファイナルにも登場したレーベルメイトであるZANG HAOZIが2ndアルバム「YELLOW BLOOD」を、さらに“E”qualも移籍第一弾アルバム「STAY GOLD」をリリースすることが決定し、AK-69が深く関わるアーティストのリリースが続く予定になっている。(編集担当:武田雄樹)

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