韓国メディアは、アイドルグループKARAのリーダー、パク・ギュリなど韓流スターたちが出演するミュージカル「美女はつらいの」の日本公演が失敗に終わる危機に直面していると伝えた。
裁判所は、講談社と韓国側の製作会社から意見を聴取した後、遅くとも今月末までには仮処分申請に対する決定を行う方針で、すでに8月末からチケットは発売されているが、場合によっては10月8日から11月6日まで大阪で上演される予定だった公演自体がキャンセルされる可能性もある。
同ミュージカルは、日本で大人気のKARAのリーダーパクギュリほか、SES出身で元祖K-POPアイドルの実力派パダ、アイドルグループ「超新星」のメンバーキム・ソンジェなどが出演する予定で、すでに日本国内で大きな関心を集めていると紹介。
講談社側は同日、「美女はつらいの」の原作漫画は1997年から日本で連載され、330万部以上が売れた大ヒット作『カンナさん大成功です!』であり、作家の同意もなく、著作権を侵害された作品が公演されては困る」と主張した。
同ミュージカルは、2006年に韓国で公開された映画「美女はつらいの」がベースとなっている。映画の製作時には、講談社と韓国企業で実写化のライセンス契約が結ばれたが、ミュージカル化については、合意に至ってはいない。
2008年に韓国内で同ミュージカルの上演が開始された時点から、「原作とは違うストーリーが設定されているため、著作権は発生しない」とする韓国の製作会社側と、「著作権は厳然と存在する」という講談社側の主張が対立していた。
松竹側は、「誠実に協議してきたが、公演中止の仮処分申請に驚いた。当社は韓国企業から公演の許可を受けており、基本的にこの問題は、韓国企業と講談社の問題と認識している。予定通り上演をしたい」としている。
同ミュージカルは日本公演終了後、12月の韓国公演に続き、中国・北京、シンガポールなどのアジアツアーも計画中だった。(編集担当:李信恵・山口幸治)
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