中国で高い人気を誇るAV女優の蒼井そらさんがこのほど、中国の著名宋歌手である祖英さんや楊瀾さんとともにメディアに登場し、その2日後には芸術家の梅葆玖さんとともに梅蘭芳大劇院で写真撮影と会談を行った。中国国内では、日本のAV女優が中国文化界の著名人と一緒にメディアに登場したことについて議論を呼んでいる。
ある学者は、国内メディアは蒼井さんを「みんなで封殺」し、中国の主流メディアから徹底的に消し去るべきだと呼びかけている。10日付で環球網が伝えた。

 環境網は「文芸界の著名人と蒼井そらが一緒に同じ舞台に立つことを受け入れられるか?」というアンケートを行った結果、1万1867人が回答し、そのうち9791人(全体の83%)が受け入れられないと回答した。

 あるネットユーザーは、蒼井さんと文芸界の著名人が同じ舞台に立っていることについて、「信念に混乱が見られる。これは背後にいるプランナーに責任がある」と述べた。別のユーザーは、「低俗な制作側が低俗な方法で人びとの注目を集めようとしている。蒼井そらは封殺すべきだ」と述べた。記事では多くのネットユーザーが、社会道徳の基準低下がこの種の低俗さの氾濫をもたらしていると考えていると分析している。

 しかし、17%のネットユーザーは比較的「寛容」だ。あるネットユーザーは「人はみな平等だ。芸術に国境はない」と述べ、多くの人は蒼井さんに偏見を持っていると主張した。別のネットユーザーは、蒼井さんは日本では合法的な職業に就いており、中国でも法律に触れるようなことはしていないのだから、過度に評価を貶(おとし)めるべきではない」と語った。

 
 記事は、「このような小さなことを民族や道徳問題にすべきではない」と主張し、蒼井さんの「下品な作品」が中国の主流メディアで流れることはないし、蒼井さんが友好的な態度で、しかも合法的な身分で中国のメディアに登場するのであれば、「なぜわれわれは彼女に対して友好的で寛容な態度を取れないのか?」と問いかけた。(編集担当:及川源十郎)
編集部おすすめ