記事によると、黒龍江省出身の大学4年生の女性は、幼いころから一生懸命勉強に励んできた。大学に入学して以来、生活費を節約するためにむだづかいをすることもなく、深夜まで勉強する時には、いつもインスタントラーメンを食べて腹を満たしてきたという。
1年前より、彼女は大学院へ進学する試験準備のために連日、深夜まで勉強しており、それゆえにインスタントラーメンは彼女にとっての生活必需品となっていたそうだ。
女性の記憶によると、これまで胃の不調を感じることはあったが、気に留めることなく、痛みがひどい時は痛み止めを飲んでいた。しかし、直近1カ月間に彼女の胃痛はますますひどくなり、痛みを感じる間隔も短くなっていたという。胃潰瘍だと思った彼女が病院で診断を受けたところ、末期の胃がんと宣告された。
中国の各メディアが13日に「インスタントラーメンで胃がんになった」と報じたことから、同報道はネット上を中心に大きな注目を集めた。中国の検索エンジン最大手・百度(バイドゥー)の13日付の注目検索ワードにも浮上するなど、社会の大きな反響を呼んだが、14日には「胃がんを誘発するのは長期に渡る不健全な食習慣、たばこや大酒の習慣、精神的なストレスや不規則な生活」であり、決して「突発性の病気ではないため、慌てないように」と各メディアが呼びかける事態となった。(編集担当:及川源十郎)