アップル社は、公正労働協会の監査が13日朝、鴻海精密工業股フェン有限公司傘下の深セン工場で行われたことを明らかにした。鴻海精密は、アップル社最大のサプライヤーの1つだ。この会社は別名をフォックスコン(富士康)といい、傘下の深セン工場では2010年、複数の作業員が自殺する事件が発生し、2011年には成都工場で起こった爆発事件で4人が亡くなっている。
アップル社最高経営責任者(CEO)のティム・クックは「調査の範囲、内容ともに、アップル社が今回行っている監査は電子業界で前例のないものだ」といい、米公正労働協会が通常と異なる方法によるサプライヤー監査に同意したことに感謝を表した。(編集担当:米原裕子)