現地時間29日午後、あるネットユーザーが同大学の47号棟で転落事故が発生したことを画像付きでミニブログにつぶやいた。死亡したのは国際交流学院に在籍する日本国籍の華人女子留学生で、同級生の話によると、女子学生の手提げかばんからクラスメートに宛てた遺書が見つかったという。
同級生は遺書に「みんなありがとう。みんなと一緒でとても楽しかった。私の愚かな選択を許してください」と書いてあったと紹介するとともに、自殺を図るにいたった具体的な原因は書かれていなかったことを明かした。
同大学も同日、死亡したのが日本国籍の華人留学生であることを発表した。
ある学生は、死亡した女子学生は中国語が流ちょうで性格も明るく、クラスの女子学生らとの関係も良好だったと紹介。「3月6日が彼女の誕生日で、パーティーに呼ばれていた。みんなでプレゼントを用意していたのに……」と語った。
中国伝媒大学は1954年に北京広播学院として設立された、中国国内のメディア系大学の最高峰。これまでに中国中央テレビ(CCTV)のアナウンサーをはじめ、著名メディア人材を数多く輩出している。(編集担当:柳川俊之)