「私は一般のオトナが登っている階段をすっ飛ばして生きてきた」と告白。ドラァグクイーン、タレントとして活躍中のミッツ・マングローブだ。
初めて知ったオトナの味を「最近仲良くしている10人の男の子」に伝えたいとの“爆弾発言”も飛び出した。

 とは言っても、イタリアの老舗コーヒーブランド「イリー」を展開するillycaffe s.p.aが2日に開催した1日限定のコーヒーサロン「デキるオトナのコーヒーサロン」会場での発言。「ミッツさんと一緒にかっこいいデキるオトナのためのエスプレッソを実践しよう」との趣旨で、ミッツが繰り出す“本音”発言が、集まった人を沸(わ)かせた。

 ミッツに、かっこよくエスプレッソを楽しむ作法を伝授しようと登場したのはイリー公認バリスタの中川直也さん。とまどうミッツに「イタリアでは砂糖を入れてかき混ぜ、ソーサーを持ってスタンディングでキュッと飲むのが、かっこいいオトナな作法」などとアドバイスした。

 ミッツは早速、中川さんの教えを実践。真っ赤なドレスが映え、イタリアのサローネにいるかのようにサマになった。ミッツも「こういうイリーカフェのようなおしゃれな空間で、良い意味でスカした感じでエスプレッソを飲むのもいいわね」と、ご満悦の様子。

 ミッツはさらに、バリスタに初挑戦。新発売のボトル型缶コーヒー「イリー イッシモ エスプレッソブラック」を使ったオリジナルエスプレッソカクテルづくりに挑戦した。

 「ライブの前にはいつもミルクを飲む」というミッツのために用意されたアレンジ素材はシェイクされた生クリームとココアパウダー。完成したエスプレッソカクテルにつけられた名は「ミッツ・イッシモ(イタリア語で『ミッツ最高』の意)」。


 自作のエスプレッソカクテルを味わったミッツは「イリー イッシモはそのままでもおいしいけど、(今、作ったカクテルは)ミルクにエスプレッソの香りがしっかり移っていて、相性がいいですね。味はたしかです!」と興奮。初体験となったオリジナルエスプレッソカクテルづくりに、“大人げない”ほど照れている様子だった。

 ミッツによると、「子供のころ、オトナの飲み物であるコーヒーを飲ませてもらえなかった」、「コーヒーにはオトナへの憧れがあった」とのことで、なじみのなかったエスプレッソを飲んで、「これが、オトナの味なんだな」と知った。

 作り方を覚えたオリジナルコーヒーカクテル「ミッツ・イッシモ」を、「最近仲良くしている10人の男の子に」飲んでもらいたいと、“10股(また)”を思わせる爆弾発言も飛び出した。

 今後のエスプレッソとの“おつきあい”については、「イリーは大人の味のエスプレッソということで、上手にカッコつけて飲めるオトナになりたいと思います」と抱負を語った。(編集担当:中山基夫)
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