漢字は中国から日本に伝来したが、ここ数年、日本のマンガやゲーム、ドラマが中国で人気があることから、日本の文化も中国の文化に影響を与えている。中国語の単語のなかには多くの日本語が由来の単語が存在する。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。

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1.売萌

 「萌」という言葉は日本のオタク文化の「萌え」から来たもので、「マンガに登場する少女のようにかわいい」という意味である。「売萌」は「わざとかわいく見せる」という意味だ。

2.宅男と宅女

 日本語の「オタク」から来た。日本語の「オタク」は性別を分けていないが、中国語では男性と女性で言い方が違う。

 3.欧巴桑

 日本語の「おばさん」に由来する単語。「おばさん」という発音を中国語で表音すると「欧巴桑」になる。

 4.達人

 この言葉は日本語の「達人」と同じ意味。中国には「中国達人ショー」という番組もある。

 5.人気

 この言葉も日本語の「人気」と同じ意味である。

 6.写真

 日本語の「写真」と同じ。


 7.親子 

 中国語の「親」と「子」は、日本語の「親」と「子」と同じ意味なのだが、以前の中国ではこの2つの漢字を組み合わせることはなかった。最近は「親子装」(親子お揃いの服)というような使われ方も多くなっている。

 8.料理 

 日本料理が中国で広まったのに伴い、「料理」という言葉が頻繁に使われるようになった。

 9.攻略 

 日本語の「攻略」はゲームなどで使われるが、中国語では使用範囲が広く、「観光攻略」などの言葉もある。

 10.便当 

 日本語の「弁当」から来た。中国語の「弁」と「便」の発音は同じため、「便当」になったが、意味は変わらない。(編集担当:米原裕子)
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