中国メディア・人民網は12日、復旦大学の研究グループがこのほど三国時代の武将、曹操一族のDNA研究の最新成果を発表し、今後は儒教の祖である孔子が実在したかどうかなどの研究も進める計画を立てたと報じた。

 記事はまず、曹操のDNAにかんする研究成果を紹介。
全国79カ所に散在する曹操の末裔とされる人びとと曹操とで「親子鑑定」を行うことで、曹操一族のDNAを100%確定させたとした。

 そして、鑑定の結果安徽省や江蘇省などに住む9家族が本物の曹操の子孫として認定されたほか、曹操が前漢の重臣・曹参の子孫である、夏侯氏の末裔である、南京に存在する「操」姓一族は曹操の末裔である、といった説がいずれも否定されたことを紹介した。

 記事はまた、同大学の研究グループが今後中華民族の形成史、家族史、歴史人物研究を組み合わせた壮大な研究プロジェクトを計画しており、孔子や黄帝、炎帝が実在した人物かどうかについての研究を進めることを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)
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