イタリア・セリエAのACミランへ移籍した日本代表MFの本田圭佑は、低迷するチームの救世主になれる選手として期待を集めている。中国メディアの新浪体育はこのほど、本田がACミランに何をもたらすのか、そしてACミランはなぜ本田を獲得したのかを分析した。


 プロサッカーである以上、ビジネスの要素を見落とすことはできない。本田獲得によってACミランはアジアに大きな影響力を及ぼすことができ、巨大なマーケットである日本を開拓することが可能となった。本田の加入によってACミランはスポンサー収入などを含めて年間で1000万ユーロ(約14億円)の収益を得られる見込みとも報じられている。

 ACミランが本田を獲得したのはアジア向けビジネスを展開するためだけではない。本田が戦力として「確実な底上げ」をもたらしてくれる選手であることが獲得の最大の理由であることは言うまでもない。記事は「本田は技術、肉体、精神力のいずれも高い水準にある」とし、「その本領は2013年11月16日に行われた日本-オランダ戦で余すことなく発揮された」と論じた。

 ACミラン移籍前に所属していたCSKAモスクワで本田は127試合に出場、28ゴール、29アシストを挙げた。平均して約2試合に1回はチームに直接的な貢献をしていた計算になる。記事は、本田のこれまでのCSKAの貢献を指摘したうえで「データに現れている実力は、疑いなくACミランにさまざまな部分で助けになるはずだ」と論じた。(編集担当:村山健二)


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