歴史エンタテインメント番組を専門に放送/配信するヒストリーチャンネルは8月9日、10日の2日間、午後9時から3時間にわたり「ザ・ワールド・ウォーズ~権力者が生きた世界大戦~」を放送する。同月15日の午後9時からは、6時間をかけて一挙に放送/配信する。
ヒストリーチャンネルはジェイコム、スカパー!、Cable TV、Broadband TVで番組を放送/配信している。

 「ザ・ワールド・ウォーズ~権力者が生きた世界大戦~」は、今年(2014年)は第一次世界大戦勃発の100周年であることから、同大戦から1945年に終わった第二次世界大戦までを“ひとつの戦争”としてとらえ、最新CGを駆使した圧倒的な品質の再現ドラマと当時の貴重な映像、そして著名人や専門家のインタビューから構成されたドキュメンタリー番組だ。

 インタビュー部分ではコリン・パウエル元米国国務長官、ジョン・メージャー元英国首相、マリオ・モンティ元イタリア首相、さらに日本からは防衛大学校・教授の等松春夫氏、防衛省防衛研究所戦史研究センター・主任研究官の小谷賢氏が出演する。

 同番組は大戦を経験した世界12地域の共同制作と、グローバル展開しているヒストリーチャンネルならではの「超力作」という。この度発表された第66回エミー賞ドキュメンタリー部門作品賞にもノミネートされており、今大きな話題を集めている作品だ。

 第二次世界大戦で自国の命運を担い、戦争を、そして政治を遂行した男たちは、同時に第一次世界大戦の経験者だった。
彼らは第一次世界大戦時にはまだ若く、前線で生き抜いた経験の持ち主だ。

 その男たちがいかにして、多くの命を左右するほどの“権力者”に変わっていったのか。「第一次世界大戦」が彼らを変え、「第二次世界大戦」では彼らが世界を変えることになった。

 作品では英国のチャーチル、ドイツのヒトラー、イタリアのムッソリーニ、東条英機、米国のマッカーサー、ソ連のスターリン、フランスのド・ゴール、米国のルーズベルト、同パットンらが登場。彼らの壮大な物語を、同時進行でたどっていく大型ドキュメンタリーシリーズだ。

 第二次世界大戦は、戦後70年に近い現在に至るまでの世界の仕組みを決定した戦いだった。
同作品は、第一次世界大戦から語りおこすことで、第二次世界大戦が発生するに至った経緯を明確に紹介する。しかも、「権力者9人」に焦点を当てることで、彼らの存在が決定づけた「人類の運命」を視聴者に提示する。

 同作品は全6話からなるシリーズで、ヒストリーチャンネルは8月9日と10日には3話ずつ、同月15日には全6話を一挙放送する。(編集担当:中山基夫)(写真提供:ヒストリーチャンネル・ジャパン/(c)2014 A&E Television Networks. All rights reserved.)


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