記事は、ある市民の女性が先日旅客機に搭乗したさい、客室乗務員に「パラシュートはどこにあるの」と質問したところ、乗務員から「パラシュートはありませんよ」と答えられ、「万が一の状況になったらどうするのだ」と驚いたというエピソードを伝えた。
このスタッフは、航空技術の進歩によって航空機事故の確率は100万分の1以下、すなわち毎日1度飛行機に乗ったとしても3223年に1回しか事故に遭遇しないと説明。ただし、事故が発生した時には大惨事になると付け加えた。
そして、旅客機にパラシュートを設置しない理由として、旅客機事故は一瞬の出来事であり、パラシュートで降下する準備をする時間がないこと、通常の旅客機が飛行する高度1万メートル前後は、空気が薄く気温が低いために生存不可能であること、空気抵抗の影響によりキャビン(客室)から飛び出したさいの衝撃は、壁に衝突するような強さであること、無事に飛び降りたとしても着地地点が海や高山、森の中では生存率がほぼゼロになることをあげた。
さらに、これらの理由から役に立たないパラシュートを機内に搭載すればその分機体重量が増し、スペースも占有することになり、積載能力に影響を及ぼすことにもなると説明した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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