中国メディアの游侠網は16日、フィリピンのブラカン州にこのほど「機動戦士ガンダム」に“瓜二つ”の巨大ロボット像が登場したことを紹介する記事を掲載し、まるで“作画が崩壊した”ガンダムのようだとこき下ろした。

 記事は、アニメ「機動戦士ガンダム」について世界中で人気の高いロボットアニメだと紹介し、フィリピンに登場したガンダムとそっくりのロボットは「サイズこそガンダムと等身大ではあるものの、東京・お台場にあるガンダム立像と比べるとその違いは驚異的なほど」と指摘、フィリピンの“ガンダム似”のロボットは痩せこけていて貧相だと論じた。


 続けて、フィリピンのガンダム似ロボットは制作において「権利者の許可など得ていない」とし、その容貌は「まるでアニメ中で“作画が崩壊した”ガンダムのようだ」と主張。さらに記事ではフィリピンのガンダム似ロボットとお台場のガンダム立像の写真を複数掲載、比較したうえで「お台場にある本物のガンダムはやっぱり美しい」と論じた。

 記事で指摘されているとおり、フィリピンのガンダム似ロボットは確かに非常に貧相だ。デザインや配色からガンダムに似せて造ったであろうことは一目瞭然だが、その「華奢」な体型はあまりに本物とかけ離れていると言わざるをえない。

 中国の簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)を覗いてみると、ある中国人ネットユーザーがフィリピンのガンダム似ロボットを「どう見ても弱そうだ」と指摘しつつ、写真とともに紹介していた。同ユーザーのコメントに対し、他のユーザーからは1000を超えるコメントが寄せられており、「フィリピンのロボットは間違いなくひ弱だろ」、「風にも耐えられないほどひ弱に見える」、「なんだよ、その細い足は」、「ガンダム・・・か?手抜きにも程がある」など、ひ弱そうだという意見に同調するコメントが殺到していた。

 また、「偽物が出るたびに、本物のガンダムの格好良さが際立つな」、「フィリピンのガンダムは拒食症なんだろ」、「おお!ガンダムはダイエットに成功したのか!」といった意見も見られ、フィリピンのガンダム似ロボットに対し、中国のガンダムファンから多くの批判が寄せられていた。(編集担当:村山健二)(写真は游侠網の16日付報道の画面キャプチャ)


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