韓国で6日に放送されたJTBCトークバラエティ番組「非頂上会談」で、日本のマグロの競りの様子を紹介した写真に旭日旗が映っていたとして、同国で物議を醸している。放送後、視聴者からのクレームを受けて番組側は謝罪した。


 「非頂上会談」は、韓国と11カ国の青年たちがそれぞれの国の文化を紹介する番組。この日は世界の「変わった競り」をテーマにトークを繰り広げていた。

 複数の韓国メディアによると、日本代表として出演している男性が、築地で行われたマグロの競りの様子を説明した際、胴体に旭日旗のようなステッカーが貼られたマグロが画面に映し出された。

 放送後、SNS上などには「制作陣のミスのせいで青年たちの関係がギクシャクしてしまうではないか」、「戦犯旗を露出させた制作陣を処分しろ」などと制作陣を批判するコメントが相次いだ。

 騒動を受け、同番組のプロデューサーのキム・ヒジョン氏は7日、「編集過程で不注意があった」とし、「今後は、資料を選択する際には慎重を期して、編集過程においても入念に行い、ミスのないようにしたい」、「特に、日本の資料を使用する時は気をつけるつもりだ」と釈明した。

 だが、同番組は2014年10月にも、日本の出演者を紹介する際に「君が代」を流したとして視聴者からクレームを受け、謝罪している。そのためネット上には「またミスか」、「君が代問題の時に番組を廃止すべきだった」などと度重なる騒動を批判する声もある。(編集担当:新川悠)(写真は韓国メディア「国民日報」の7日付報道の画面キャプチャ)


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