中国メディア・新華社国際ニュースの中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウント「新国際」は14日、「日本政府が『トイレ外交』を展開しようとしている」とする記事を掲載した。

 記事は、「日本政府が『最高のトイレ』によって世界の観光客を呼び込もうと計画している」としたうえで、日本メディアが「日本政府が『トイレ外交』に力を入れ、技術的な優位性を生かして観光地や空港などに『最高のトイレ』を設置する取り組みを進めようとしている」、「日本政府が今年夏までに『トイレ外交』の最終プランを策定するとともに、2020年の東京五輪開催前に世界に向けて大々的にPRを行う予定である」と伝えたことを紹介した。


 この記事に対して、中国のネットユーザーは「お金が手に入ったら自分も(日本のトイレを)買いたい」、「これって中国人観光客が日本に啓発を与えたのでは?」、「頭の悪いアイデアだ」、「いいね。中国の旅行会社は日本のトイレを巡るディープなプランを打ち出すべき」といったコメントを寄せた。

 また、「残念ながら中国人は公共の場で洋式トイレを使うのを好まないんだ」とするユーザーも。さらには「貴国にはもはや便座以外に取るに足るものがないのか?」、「トイレに行くために日本に行くの?」という意見、そして「最高のトイレとは、用を足したあとに安倍の口に自動で送り込むトイレだ」というコメントまで飛び出した。

 日本政府が乗り出そうとしているのは、成長戦略の一環として快適な日本のトイレを積極的な世界に売り込むことであり、「トイレ外交」という中国メディアの紹介の仕方についてはいささか大げさな印象を受ける。ただ、それだけ中国国内が日本のトイレに注目しているということなのだろう。(編集担当:近間由保)(写真は新華社国際ニュースが14日に投稿したツイートの画面キャプチャ)
 


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