釜山北部警察署は21日、野良猫を600匹あまり捕まえ、生きたまま熱湯に入れて殺した動物愛護法違反の容疑で、50代の男を逮捕したと発表した。殺された猫は健康院に売られ、「猫(ねこ)鍋」として食されていたという。
複数の韓国メディアが報じた。

 警察によると、男は2014年2月から今月8日までに韓国・南東部一帯の住宅街で野良猫を捕まえ、殺した疑いが持たれている。

 男は猫を生きたまま熱湯に入れて殺し、内蔵処理をしてから健康院に食用として1匹あたり1万5000ウォン(約1600円)で売っていた。

 警察が男の作業場を取り押さえた時も、18匹の猫が殺される直前だった。

 韓国には「完治が難しい関節痛には猫鍋が良い」という俗説があり、このような噂を信じた人々が猫鍋(韓国名:ナビタン、コヤンイタン)を買い求めていたとみられる。

 男は夜に罠を仕掛け、明け方に回収する方法で人目を避けながら野良猫を捕獲していた。健康院から注文が入るとすぐに配達しており、業界内では専門家として知られていたという。

 警察は、猫鍋を求める人が多く、男が捕獲範囲を広げながら金銭を得ていたと説明した。

 しかし、猫を買い取っていた健康院は、処罰されない見通し。野良猫は現行の動物愛護法では対象外という。

 野良猫は牛や豚などの家畜とは異なり衛生管理がなされていないため、寄生虫が人に移る可能性がある。警察は、野良猫を摂取してはいけないと注意を促している。
(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:(C) Tagstock Japan/123RF.COM)


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