日本と中国は隣国とは言えども、文化や人びとの習慣は大きく異る。中国メディアの捜狐は11日、「日本での生活は便利なことも多い」としながらも、日本で暮らす中国人が日本で「もっとも馴染めない点」を紹介する記事を掲載した。


 記事は、まず「中国人にとって日本で馴染めない点」として、治安の高さを挙げ、「日本では夜に戸締まりをしなくても問題ない点」を挙げた。近年は日本でも治安が悪くなりつつあるため、特に都市部では在宅中であっても玄関に鍵をかける人が多いものと推測されるが、「日本では留学生向けの宿舎はもちろん、一般の家屋であっても裏口は鍵をかけなくても問題ないほど」と伝えた。

 続けて、日本ではスーパーで買い物をする際など、自転車に荷物を置いたまま離れても自転車はもちろん、荷物が盗まれることはないと伝え、日本の治安の良さは馴染めないと論じた。

 また記事は、日本では公共の場所で人が転んだり、倒れたりすると周りの人が助けてくれると紹介。これは中国では路上などで倒れた老人が助けてくれた人を相手に損害賠償を請求する「詐欺」のような事件が相次いだことを皮肉ると同時に、「日本人の対応は正反対」と論じるものだ。

 さらに、日本の公衆トイレはトイレットペーパーが常設してあるほか、温水洗浄便座が設置してある公衆トイレもあるほどと紹介し、「中国国内の汚い公衆トイレとは大違い」と伝えた。そのほか記事は、日本の交通ルールは「人に優しい」と伝え、自動車の運転手は歩行者を優先してくれると驚きを示した。確かに中国の路上では歩行者ではなく自動車優先であり、日本と同じ感覚で道路を渡ろうとすると危険を感じることも多い。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
日本で「衝撃の待遇」! 中国人が語る「訪日録」
「あっけにとられるニッポン」 中国人が紹介するとこんな感じ?
日本製家電に苦渋の脱帽! 「すごすぎる」
日本で「本当にすごい」のは・・・交通インフラ
日本で暮らす中国人女性、「多くは帰国を望まない」と中国メディア
編集部おすすめ