記事は、中国人旅行客のマナーが問題になっているのは国外だけでなはないとし、中国の著名な観光地でも同様もしくはさらに悪質な問題が起きていることを紹介。
さらに、万里の長城の観光シーズンとしては最盛期にあたる10月は「清掃員にとってもっとも辛い時期」だと伝え、万里の長城を訪れる観光客らはゴミの分別をほとんど行わないため清掃員らがゴミを1つ1つ分別していると紹介。
また、清掃員の言葉として、ゴミの分別よりも辛いのは「観光客が吐いた痰や、ところかまわずにした大小便を清掃すること」だと伝え、清掃員にとっての「悪夢」だと指摘した。
続けて記事は、万里の長城の清掃員が「中国人の生活水準は向上したが、マナーはまったく向上していない」と指摘したことを紹介したほか、「痰を吐くことはもっとも非文明的な行為であり、観光客に痰を吐かないよう求めるが、聞き入れてくれない観光客もいる」と不満を述べたことを紹介。
さらに、衛生面から観光地に「痰つぼ」を設置するわけにもいかないとし、「痰を吐き出したかったらティッシュに吐き出し、そのティッシュをゴミ箱に捨てるべき」と指摘する一方、こうした行動を取れる中国人旅行客は「ごく少数」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)KOSIN EURBOONYANUN/123RF.COM)
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