中国メディア・中国青年報は26日、低品質とのレッテルを国内外で張られ続けてきた中国製品に対する中国国内の調査で、半数以上が「国産品の品質がどんどん良くなっている」との認識を示したことが明らかになったと報じた。

 記事は、中国青年報社会調査センターが2002人を対象にアンケート調査を実施したと紹介。
「メイド・イン・チャイナ」のイメージについて51.2%が「品質が今一つ」、41.8%が「大量、大規模」、41.1%が「模倣、パクリ」、40.7%が「低価格」と回答したと伝えた。

 一方、「何でも作れる」(39.7%)、「ニーズに対する反応が早い」(32.0%)、世界各地に広がっている(29.9%)といったポジティブな見方を持つ回答者も少なからずいたともした。

 また、国産品を購入する傾向のある製品ジャンルでは、衣服・靴・帽子が61.6%ともっとも高くなり、大小家電製品(48.4%)、事務用品や調理器具などの雑貨(43.5%)と続いたと紹介。一方、自動車、電気機械、工業機械設備などはいずれも10%前後と国産品を敬遠する傾向が浮き彫りになったと伝えた。

 そして、国産品の品質の変化に関する質問では「ますます良くなっている」との回答が54.9%と過半数を占め、「ますます悪くなっている」の15.5%、「変わらない」の20.3%を大きく上回ったことを併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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