記事は、北海道遠軽町にある石北本線の秘境駅・上白滝駅のエピソードを紹介。現在同駅を利用しているのはある女子高校生1人のみで、この女子高生が卒業する今年3月に利用者の減少から廃駅となる予定であると伝えた。また、北海道最古と言われる木造平屋の駅舎や、「お別れ」を知らせる張り紙の画像を掲載、そのノスタルジックな趣に感動する日本のネットユーザーの声も紹介した。
さらに、日本にはこのような古びた小さな駅が多く残っているとし、無人化した駅で理髪店が営業している福井県小浜市の小浜線加斗駅、古い民家を思わせる静岡県の大井川鉄道・川根温泉笹間渡駅、木造の旧駅事務室でラーメン屋が営業している北海道・釧網本線の止別駅の様子を写真付きで伝えた。
そして最後に、「日本に存在する多くの『鉄道オタク』が、鉄道の撮影や列車の音に夢中になるのを見て『何がそんなに面白いのか』と理解できない人は多い」としたうえで、「夢中にさせているのは実は、自由、自然、愛や人情味へと向かう心情なのではないかと思う」との考え方を示した。
鉄道の魅力に引き込まれる理由は決して1つだけではなく、それぞれに異なる動機や思い入れを持っているに違いない。しかし、日本の発展を担い、生活に根付いてきた鉄道が見せるさまざまな姿に対して、人情的な思いを抱くというのも確かに魅力の1つとして存在するのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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