記事は、90年代に香港や中華圏の芸能界を独占し、驚異的な歌曲の売り上げやコンサート回数を記録し、数々の賞を総なめにしてきた「四天王」が、時代の移ろいとともに「それぞれ異なる道を進んでいる」と解説した。
4人のなかでもっとも歌唱力があるとされる「歌神」張学友については、「当時ほど頻繁ではないが、なおも歌や映画で活躍している」とし、一昨年末に出したアルバムが台湾で賞を獲得したことを紹介。「香港芸能界のアニキ的存在になり、大人なムードで魅了している」と評した。
早くから名を挙げ、歌も映画もいけるマルチスターとして高い人気を誇った劉徳華は、54歳になった今でも若さを保ち続る「常緑樹」との誉れを受けているとした。そして、現在では歌手活動をセーブして映画俳優の活動に精力を注いでいると紹介した。
ダンサーとして才能を開花させ、スターに上り詰めた郭富城については、やはり映画俳優としての活動がメインになりつつも「時々披露するダンスには感嘆させられる」と説明。とくに50歳を過ぎても惚れ惚れするほど引き締まった肉体をキープし、そのための努力をしていると評価した。
そして、北京出身の黎明については、現在も芸能活動を続けてはいるものの「存在感が最低」と説明。その理由が、芸能活動よりも「商売に重点を置いている」ことにあるとし、「四天王と呼ばれなければ、とっくに芸能界から足を洗ってビジネスに全身全霊をかけていたのではないか」と解説した。
彼らがいたからこそ、中華圏の芸能界の発展があったといっても過言ではない4人。歌、映画、ダンス、商売……それぞれ道は異なれど、若かりしころからのファンにとっては、今もなお「四天王」が第一線で活躍していることはこれ以上ない喜びだろう。
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