中国メディア・参考消息は17日、日本で発売されている鎮痛はり薬が「パッケージのめでたさ」ゆえに中国人から喜ばれていると報じた。その薬とは、ニチバンが発売している「ロイヒつぼ膏」だ。記事は同製品が中国や韓国の観光客によって大量購入され、販売額が過去最高を記録したと紹介した。
そして、その理由が商品自体の効果が優れていることのほかに「外包装上に描かれている男性のイラストが、中国文化において『良い兆候』、『おめでたい』といった意味を含んでいる」ことから、中国人観光客に大いに喜ばれていると解説している。記事はまた、東方文化において金色が大変好まれることを紹介。日本の製薬会社が通常の青い包装の製品に金色の包装を施した限定版を売り出したところ、好調な売れ行きを見せたという事例を併せて伝えた。
「ロイヒつぼ膏」は偶然かどうかは別として、パッケージが中国人の嗜好に合った成功例と言える。一方で、日本人からしてみればどうということはないが、中国人が見ると「縁起が悪い」というイメージを持つようなパッケージの「失敗例」もあるかもしれない。中国人観光客から人気を集め、売り上げを伸ばしたいのであれば、やはり彼らの審美眼や価値観、「縁起」に対する感覚をしっかり理解するに越したことはないのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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