記事はまず、筆者が日本留学で経験した2つのエピソードを紹介。1つ目は、留学生パーティに参加した際にフランス人が燕尾服を、日本人が和服を、米国人もスーツを着用していたの対し、自身はシャツにジーパンというラフな格好で行ってしまったことだ。「私は小さい頃から受けてきた教育は、『服装や化粧は大事ではない、いい大学に入ることが何より強いのだ』ということだった」と痛感したことを紹介している。
2つ目は、同じ研究室に所属していた、1児の母である30歳くらいの女性の話。ある日、指導教授から「毎日すっぴんで礼儀が鳴っていない」と指摘されたとして、女性が化粧品を買い込んでメイクの練習をしていたという。記事は「毎日の化粧、衣服への配慮という習慣は、少しずつ形成されるものだ。日本では男女問わず身なりに対する要求が特に高いのである」と評した。
そのうえで、日本人の審美観について説明。「日本人の審美の最高点はセクシーでなく、カワイイである」とし、小柄で華奢を旨とする日本人女性の、服装に対するこだわりぶりを紹介した。そして「日本文化における、女性の美しさに対する重視ぶりは、中国人の想像をはるかに超えるものなのだ。これが、文化の違いなのである」と論じている。
自分を美しく見せたい、という意識から身なりを気にするというのは一理ある。ただ、感覚的には「自分は醜いからせめてそれを和らげるように」といった意識の方が、日本人の考え方に近いのかもしれない。そしてまた、「みんながやっているから自分もそうする」あるいは「そうせざるを得ない」という思いも確かに存在するのだ。この点も、中国の人にはなかなか理解できないかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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