「どうして日本の女子高生は冬でもミニスカなのか」というテーマが、中国のネット上で絶えず取り沙汰されている。そして、「日本人は小さい頃から寒さに耐える根性を培っている」といった答えが導かれることが少なくない。
中国メディア・環球網は21日、その答えは誤りであり、中国人の想像を超えた決定的な理由が別にあると論じる記事を掲載した。

 記事はまず、筆者が日本留学で経験した2つのエピソードを紹介。1つ目は、留学生パーティに参加した際にフランス人が燕尾服を、日本人が和服を、米国人もスーツを着用していたの対し、自身はシャツにジーパンというラフな格好で行ってしまったことだ。「私は小さい頃から受けてきた教育は、『服装や化粧は大事ではない、いい大学に入ることが何より強いのだ』ということだった」と痛感したことを紹介している。

 2つ目は、同じ研究室に所属していた、1児の母である30歳くらいの女性の話。ある日、指導教授から「毎日すっぴんで礼儀が鳴っていない」と指摘されたとして、女性が化粧品を買い込んでメイクの練習をしていたという。記事は「毎日の化粧、衣服への配慮という習慣は、少しずつ形成されるものだ。日本では男女問わず身なりに対する要求が特に高いのである」と評した。

 そのうえで、日本人の審美観について説明。「日本人の審美の最高点はセクシーでなく、カワイイである」とし、小柄で華奢を旨とする日本人女性の、服装に対するこだわりぶりを紹介した。そして「日本文化における、女性の美しさに対する重視ぶりは、中国人の想像をはるかに超えるものなのだ。これが、文化の違いなのである」と論じている。


 自分を美しく見せたい、という意識から身なりを気にするというのは一理ある。ただ、感覚的には「自分は醜いからせめてそれを和らげるように」といった意識の方が、日本人の考え方に近いのかもしれない。そしてまた、「みんながやっているから自分もそうする」あるいは「そうせざるを得ない」という思いも確かに存在するのだ。この点も、中国の人にはなかなか理解できないかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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