中国メディア・南方都市報は26日、広東省広州市の地下鉄3号線にて掲示された、劉備、関羽、張飛の3人が登場するイラスト広告についてネット上で議論が起きたと報じた。記事は、広告には「兄弟は独占しない。手すりはみんなで共有しよう」とのコピーとともに、桃園で兄弟の契りを交わした3人が同じ1本の手すりに掴まるイラストが描かれていることを紹介。ネット上ではこのアイデアを賞賛する声が出る一方で、「混雑がひどすぎて、そもそも掴まる手すりがない」などの苦情じみた意見も寄せられたと伝えている。
また、広州地下鉄がこのマナーアップ広告についてシリーズ化する予定であることを明かしたともした。今後は、「水滸伝」に登場する梁山泊の豪傑や、「紅楼夢」のヒロインの1人である薛宝釵、「西遊記」に出てくる武神・??(なた)など、中国4大古典名著の登場人物を起用するとのことである。
新セン都市報も26日に、この広告についての記事を掲載した。こちらは「類似したアイデアがすでに日本で出ていた」として、横浜市営地下鉄のマナーアップ広告を紹介している。日本のアイデアを参考にしたという印象を持っているようだ。一方で「ともあれ、こういった広告によって乗客のマナーが改善されるのであれば大歓迎」というネットユーザーたちの声も伝えている。
「手すりはみんなのもの。
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