一方、茶を蒸して乾燥し、粉末状にした「抹茶」をスイーツに取り入れ、抹茶スイーツを考案したのは日本だ。今や抹茶スイーツは日本を代表するお菓子とされる場合も多く、日本を訪れる観光客の間でも抹茶スイーツは人気のおみやげとなっている。
中国メディアの一点資訊はこのほど、中国こそ世界の茶道の宗主国であり、日本の「抹茶」の起源も中国だと伝える一方、近年は中国でも若い女性を中心に抹茶スイーツが人気であることを伝えている。
記事は、中国で喫茶文化が生まれたのは紀元前2000年より前であり、中国から世界に広まったものだと主張。かつて茶は主に貴族階級の嗜好品であり、日本には9世紀ごろに遣隋使によって伝えられたと紹介。その後、日本でも茶の文化が広まり、「日本人は茶と宗教、哲学、社会道徳、修養を結びつけ、独特の文化に発展させた」と論じた。
続けて、中国ら日本に伝わり、日本で大きな発展を遂げた茶文化、さらには「抹茶」が近年、日本発として中国に「逆輸入」され、抹茶スイーツが中国の若い女性の間で人気となっていることを紹介し、「非常に興味深いこと」と伝えた。
確かに、中国のネット上での反応を見てみると、「抹茶スイーツが大好き」だという女性は多いようだ。中国の簡易投稿サイト・微博では、お気に入りの抹茶スイーツを紹介したり、抹茶スイーツの作り方を紹介したりする書き込みが数多く見られる状況で、抹茶スイーツにハマっている中国の女性たちが多いことは間違いないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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