緊急車両のスムーズな行動に欠かせないのが、ドライバーのマナーと配慮。日本では緊急車両接近時に道を譲ることが義務付けられており、常識となっている。しかし、それは中国では「非常識」のようだ。中国メディア・今日頭条は11日、「われわれが学ぶに値する 日本では消防車に遭遇すると自動車が道を譲る」とする映像記事を掲載した。
記事で紹介されたのは、日本のある道路の様子だ。
この映像を見た中国のネットユーザーからは1日で約100件の意見が寄せられた。そのほとんどが、日本のドライバーのマナーの良さを指摘するとともに、「わが国の状態では20年経っても追いつかない」、「今の中国人は個人の利益がすべてを上回るのだ」、「この前、救急車が渋滞にはまっていて、サイレンを鳴らしても全く役に立たなかった」といった、中国の状況を嘆く意見が多数を占めた。
日本でも、道路混雑によって救急車の到着が遅れるケースが少なからず存在し、しばしばドライバーの理解を促す宣伝が行われている。このような取り組みも、緊急車両の円滑な走行を実現するためには重要なのだ。
ところで、あるユーザーが残した「もし日本と中国が国土を入れ替えたら」というコメントが興味深い。国土を入れ替えた場合、「日本の発展は本当に想像できないほどだろう。翻ってわが国は、ラオス、ミャンマー、北朝鮮と同レベルになるのではないか」としている。
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