記事は、2013年に来日して以降約3年に及んだ日本での技能研修生生活を紹介。空の美しさ、住宅設備の充実ぶり、福利厚生、生活費、労働時間、病院事情などについて詳しく説明した。
また、「私の頭の中の日本人」として、日本での生活に感じた日本人の印象について言及。「実は日本人で悪い人というのは極めて少なく、基本的にみんな中国人に対して友好的で、中国国内で宣伝されているような状況ではない。多くの日本人は私たちを尊重してくれている。私たち研修生がちゃんと仕事をしているという点も認めてくれている」とした。
そのうえで「日本にいる山東省籍のある研修生が以前話していたこと」として、「日本では、中国人に気をつけろ。わが同胞が同胞を陥れる事件があまりにも多い。多くの中国人が身の回りの同胞に対して警戒している。一方で、日本人は中国人に優しいし、親切だ」という話を紹介。「この話を聞いて、心の中で実に気まずい思いをした。中国人としてこの問題を解決しなければ、外国人に見下されるばかりだ」と伝えている。
記事はさらに「私は日本という国をとても恨み、日本鬼子を憎んでいた。しかし、この国の大部分の人は友好的だ。そして企業の管理モデルは多くの中国人が学ぶに値する点がある。モラルも高いし、清潔で環境に優しく、秩序がある。日本にやって来た中国人のみが、初めてこういう深い感触を覚える。中国にいた時の考え方とは大きく変わるのだ」とも感想を綴った。
中国人観光客による日本での「爆買い」が伝えられる一方で、日本国内の「ニセ免税店」でのぼったくり被害も中国国内では盛んに報じられた。しかも、中国人観光客を騙す業者の多くが「同胞」だったとなれば「恥ずかしい」と感じた中国の人も多くいたことだろう。「外国で、自国の人間に気をつけろ」というのは、ちょっと悲しい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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