観光地には「1度訪れたらもういいや」と思う場所がある一方で、「何度でも来たい」と思わせてくれる場所がある。この差がそのまま観光地の人気の差に直結すると言っても過言ではない。
中国メディア・今日頭条は20日、「日本旅行は一体何度行ったら飽きるのだろうか」とする記事を掲載した。

 記事の作者は、これまですでに日本にツアーで2度、個人旅行で2度の計4度来たことがあり、現在3年か5年のマルチビザを取得しようかと検討しているのだという。作者曰く「なぜなら、間違いなくこれから何度も日本に行くからだ。シンプルに、もう一度行きたいと思える。今のところ飽きるような感じはしない」とのこと。そして、中国国内や欧州、南の島などに行くよりもコストパフォーマンスや体験面で日本への旅行が勝っているのだという。

 記事はツアー旅行にしても自由旅行にしてもメリットはあると説明。ツアー旅行は価格が抑えられるが決して宿や食事が粗末なものではなく、むしろ「毎回想像を超えたレベルで、非常に素晴らしい」と感じられるとした。初めての日本で慣れていない人、コストを節約してそこそこの快適さを味わいたい人はツアーを、繁華街で遊んだり、ショッピングを楽しんだりするには個人旅行を勧めている。

 一方、美しい景色を求めて日本にやって来る場合には「あまり大きな希望は持たない方がいい」と指摘。中国には豊富でスケールも大きい自然風景スポットがあり、その点では日本はかなわないことを説明。しかし、「実際のところ、規模の大きさと体験の良し悪しは必ずしも比例しない」とし、世界最大規模の人工水族館とされる上海海洋水族館と比べると、大阪の海遊館は規模で下回るも清潔度、動線設計、触れ合い体験、その他細かい部分で「圧勝」と評した。


 記事は、何度行ってもまた日本にやって来たくなる大きな理由として、食べ物のおいしさ、清潔さ、秩序の正しさ、安全感などを挙げている。安心して快適に過ごせ、楽しい出会いや経験ができるというのが、作者にとって日本旅行の大きな魅力のようである。観光客を受け入れる側としては、とても嬉しい評価だ。しかし、その一方で、さらに「何度でも来たい」と思い続けてもらうためには観光関連業界だけでなく、社会全体の努力も必要だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Yulia Zhukova/123RF)


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