実験に使われたのは10種類の商品。
・莱?(中国メーカー)
・泊泉雅(中国メーカー)
・大宝(中国メーカー)
・ロート製薬 スキンアクア スーパーモイスチャージェル
・花王ビオレ さらさらUV (中国向け商品)
・ファンケル サンガード50+ プロテクトUV
・コパトーン ウォーター ベイビーピュア&シンプル
・資生堂 ANESSAパーフェクトUVサンスクリーンA+N
・カネボウ ALLIEエクストラUVジェル
・花王ソフィーナ ジェンヌ デイプロテクター
この10商品について、SPFの数値が高かった順位は下記の通り。カッコ内は左が製品に記載されている値、右が実測値。
1 資生堂(50+/139.06)
2 カネボウ(50+/101.58)
3 花王ビオレ(48/70.83)
4 ファンケル(50+/69.60)
5 コパトーン(50/48.38)
6 花王ソフィーナ(50+/40.12)
7 ロート製薬(50+/20.38)
8 莱?(30+/12.15)
9 大宝(20/7.01)
10 泊泉雅(30/3.45)
資生堂、カネボウ、花王ビオレ、ファンケル以外については、標記されている数値を下回る結果になった。
実験に参加した専門家によると、中国では2016年中頃まで、国内製の日焼け止めについてはSPF30+までしか記載が認められておらず、また数値の高い商品については、添加物などによる安全性のリスクもあって使うのが怖いと言う消費者の声も高かったとのこと。今回の実験で使用された3メーカーの製品も、その他の国外製品がSPF48~50+であるのに対して、SPF20~30と低めの製品であった。
記事によれば、日焼け止めは、同じ塗り方と使用条件の下であれば、数値は高ければ高いほど効果は高いのは事実だが、その分肌にかかる負担も大きくなるため、シチュエーションに合わせて使い分けるのがよいそうだ。今回の実験では触れられていないが、SPFのほかにPAの数値も、日焼け止めを選ぶ際の重要な指標だ。
また、紫外線を浴びることによって肌の老化が進行するのは「男性も女性も一緒」とのこと。男性が日傘をさしたり、慣れない帽子をかぶったりすることには抵抗があるかもしれないが、日焼け止めならば塗っていてもわからない。
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