日本を訪れる中国人観光客の目的はさまざま。ショッピングが最大の目的という人も健在だし、グルメや現地文化の体験を楽しみにしている人もいる。
そして、繁華街の夜の世界を目当てにやってくる観光客も多少なりともいるようである。中国メディア・今日頭条は29日、日本独特のナイトライフ文化であるホストクラブについて紹介する記事を掲載した。
 
 記事は「先日日本を旅行した際、大阪の心斎橋で大きなポスターを見た。そこにはたくさんのイケメンが写っており、新しいアイドルグループかと思ったのだが、友人の説明によってそれがホストクラブの広告であることを初めて知った」としている。
 
 そのうえで、日本のホストクラブはすでに数十年の歴史を持つ、れっきとした職業であり文化なのだと紹介。「日本人の生活はストレスフルであることで知られている。多くの日本人が仕事のストレスをナイトライフで発散しており、ホストクラブもその1つなのである」と説明した。ホストクラブの店員はみな男性であり、金銭に余裕のある女性が客となるケースが多いとし、ホストは客と一緒に酒を飲んでおしゃべりし、客に癒しを与えるのが仕事であると伝えた。
 
 また、全ての収入は客からの酒の注文による歩合制で成り立っているほか、ホストになるには厳しい訓練を経る必要があること、客の年齢や住所、職業を聞かないなどといった非常に細かいルールが決められていることを説明。人気のホストになると月収が1000万円以上になり、さらに客から宝石や高級車などの貢ぎ物まで得るとした。
 
 記事は、ホストクラブの隆盛について「日本の女性がますます独立し、経済力が高まっていることの表れ。同時に、ストレスの強さ、むなしさもこの業界が急発展した要因になっている」と分析している。
(編集担当:今関忠馬)


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